なつのゆうつにだかれ ねむりをわすれたぼくは ゆれるなみうちぎわに ひとみうばわれほおずえをつく きみがほほえみかける そよぐかぜにふかれて そんなすぎさったひのまぼろしをおいかけていた ぼくをうかびあげる たいようがあまりにまぶしすぎて なつのゆうつはきみをみうしなった ぼくにふりつもる だれもとどかないそらを およぐあのとりのように きみはすあしのままで のこりわずかななつにきえた ぼくをうかびあげる たいようもたそがれはじめている なつのゆうつああもういかなくちゃ あきがくるから そしてねむりをなくした そしてあなたをなくした ああなにをしんじてあるけばいいの ぼくにふりつもる なつのゆうつ