Maboroshi

Ikimonogakari

ふりつもるゆきは このてにまいおり
かくしたはずのこころのあなにとけだした
ふたりがみたのは いつのひのけしき
みおぼえあるしきさいがどこかまどろんだ

とおくゆらめいたあいを そのてにかかえていたの
ほんとうはまぼろしとしりながら
うらやんだこいのいみは はかなさにきえてゆくと
ふいにきづいた

ゆらゆらまいちるこゆきたち
せつなげにとけていくあいはどこへ
さらさらかさなるひかりとかげ
きずつきたくないなんてほんとうは...うそなのにね

ゆめみたあしたは もうにどとこずに
えいえんというむげんのかなたにとけこんだ

せつにあいしいあいびも いつわりとよばれるなら
もうもくのなみだになきぬれりゃいい
はがゆくもいとしさゆえ そのみを
こがすおもいをそっとかくした

ひらひらまばたくあわきひかり
たよりなげにゆれてはきえてどこへ
はらはらみちびくさきをてらし
いみありげなひかりをやどしこよいはだれのもとへ

かなしみのなみだにそまるころ
あのひとのかげをさがすのでしょう
ふれあうたびにあいをかんじた
ぬくもりにそのからだをよせた
きずつくくせに
またつめをたてて といきがにじむ

ゆらゆらまいちるこゆきたち
せつなげにとけていくあいはどこへ
さらさらかさなるひかりとかげ
きずつきたくないなんてほんとうは
きずつきたくないなんてほんとうは...うそなのにね
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