あめあがりのぬれたアスファルトに ながいかげがうかんでいました それはとてもきらきらしていて きゅうになみだあふれてきました きみがみちびきたいばらのみちで ちをながしてさびてゆく むねのおくそこでうずく もだえるからだをうみにしずめたい のぞまないやみのむこう ふるえるわたしをつきがわらってた つくりかけてすぐにあきらめて りゆうもなくこわしてしまった それはいつもかたちないもので なくしたあとはじめてきずくもの きみをだきしめたうでがじゃまなら ふみつぶしてしまえばいい うんめいのいとにまかれ みうごきできずにつまずいてばかり おとのないせかいなんて きみがいたとしてもいきるいみもない きみのせなかおすてをとめないで さいごまでみとどけて うんめいのいとにまかれ わがままにとおりすぎる はてしないやみをいくつもかぞえた とどかないそらにうたう こんなわたしをつきがてらしていた